ソーセージ、ウインナー、フランクフルト、ボロニア・・・何が違うの?

当店でもあらびきソーセージやオールポークフランクといった商品を取り扱っておりますが、このソーセージやフランクフルト、なんとなく大きさの違いかな?と思っている方も多いかと思いますが、実は明確な定義が存在するのです。(特にオールポークフランクはかなりの美味ですので一度お試しいただけると幸いです♪)

まず、ソーセージという名称はウインナーやフランクフルト、ボロニアなどを含む総称となります。その中で
・ウインナー・・・羊の腸に調味肉を詰めたソーセージ
・フランクフルト・・・豚の腸に調味肉を詰めたソーセージ
・ボロニア・・・牛の腸に調味肉を詰めたソーセージ
と定義されていました。

・・・されていました?そうなんです。かつては上記のような定義がありましたが、コラーゲンなどを使った人工ケーシング(外側の皮)が普及するにつれソーセージ各種の定義も変化し、
・ウインナー・・・羊の腸に調味肉を詰めたソーセージ、又は「太さが20mm未満のソーセージ
・フランクフルト・・・豚の腸に調味肉を詰めたソーセージ、又は「太さが20mm以上36mm未満のソーセージ
・ボロニア・・・牛の腸に調味肉を詰めたソーセージ、又は「太さが36mm以上のソーセージ
とサイズの定義も加わる形となりました。

ちなみにチョリソーもソーセージの仲間です。日本では「辛いソーセージ」と認識されている方も多いかと思いますが、発祥のスペインイベリア半島では基本的に豚肉を使用し、塩やニンニク、パプリカなどの香辛料で味付けを施します。が、この香辛料としてのパプリカは辛みが無く鮮やかな赤い色が特徴のもの。すなわち、本場のチョリソーは辛くないのです!

では、なぜ辛いチョリソーが日本では一般的になったかというと、スペインから中南米に渡ったその先で材料に唐辛子が混ぜられたため。この辛くなったチョリソーを日本でも売り出したため、辛みの強いものが日本人のイメージするチョリソーになってしまったのかもしれませんね。