豚肉派?牛肉派?

最近、肉屋であることを忘れたかのように肉ネタの記事を書いていないことに気が付きました。そんなわけで今日は豚肉と牛肉に関する雑学ネタをちょっぴりご紹介します。

かつて総務省が調査したこともあるという都道府県単位での「豚肉好きか?」「牛肉好きか?」というテーマ。結果から申しますと、西日本(九州の一部を除く)では牛肉が好まれ、東日本では豚肉が好まれるということが判明したそうです。ちなみに肉じゃがに使う肉も同様に西日本では牛肉、東日本では豚肉が多数ということです。

実はこれには理由があり、1894年と1904年に起こった2つの戦争、日清戦争と日露戦争が関係しているそうです。まず、軍が牛肉の缶詰を軍用食としたたため、特に東日本で牛肉が不足する事態となりました。この肉不足の状況を補ったのが豚肉ですが、豚は牛に比べ食肉となるまでの時間が短いこと、また東京などの都市部では豚の餌となる残飯が豊富であったことによる育てやすさ。そして豚肉を使った数々の新しい料理が誕生していったことで東日本では豚肉を好んで食べる習慣が根付いていったそうです。

北海道はちょっと特殊でラム肉文化も存在しますが、基本的には豚肉文化かと思います。牛肉はちょっと高価なので特別な時のお肉といったイメージを持つ方も多いかもしれませんね。北海道樽前工房のアイテムでも豚肉商材の方が多いような気もしますが、北海道産牛を使用したビーフハンバーグや牛カルビも人気商品ですので、ぜひお買い求めいただければ幸いです♪