8月1日はいろいろな記念日がある1日ですが、パインの日でもあるそうです。そして、加工肉を販売する立場からすると肉とパイナップルの関係についても触れなければなりません!そう、肉とパイナップルと言えば酢豚です!なぜ、肉料理に甘酸っぱい果物が入っているのか?そして本当に必要なものなのか?本日はこのあたりに少し触れてみます。

まず、酢豚にパイナップルを入れる理由ですが、一般的にはお肉を柔らかくするためにパイナップルを入れるという認識が強いかもしれません。実際、パイナップルにはブロメラインというお肉などのタンパク質を分解する酵素が含まれています。しかし、このブロメラインは熱に弱く酢豚の調理過程で入れると酵素が働くなくなってしまいます。また、缶詰のパイナップルの多くもすでに過熱処理してあるので、タンパク質の分解効果は期待しづらいかと思います。
では、なぜパイナップルが入っているのか?これには諸説ありますが、かつての中国上海や香港にパイナップルが伝わったころ、とても高価だったパイナップルを酢豚に入れることで、その土地を訪れるヨーロッパの人々に自分たち、もしくは酢豚をアピールするためだったとか。実際、酢豚にパイナップルを入れたところ彩りが良くなり味に深みが出たこともきっかけのひとつとなったようです。
そして、酢豚にパイナップルは必要か?不必要か?これはもう・・・個人の好みです(笑) どちらが正しいというものでもないので、永遠に続く議論かもしれませんね。ちなみに北海道樽前工房の商品の中にもパイナップルと相性が良いものがあるかもしれません。ご興味のある方はぜいろいろ試してくださいませ~♪